Prof002_これからの電気自動車について

これからの電気自動車について

2011.11.23

これまでは、とても実用的とは思えない性能の電気自動車。その理由は3つありました。
バッテリーのその重さに対して、容量が小さく、長距離を走ることが出来ません。 
バッテリー充電に数時間がかかってしまうので、走り続けることが出来ません。
そして電気(充電)スタンドがまだ無いのです。

2011年に入り、これまで一般的に使用されていたニッケル水素電池に変わり、車に実用的なリチュウムイオン電池(バッテリー)のめどがつきましたので、今後5年から10年の間にバッテリーだけで走る電気自動車と、エンジンとリチュウムイオン電池(モーターの動力)で走るプラグインハイブリッドが普及してきます。
エコカーとして設計されたプラグインハイブリッド車の走行性能は、ガソリン1 ℓ あたり40㎞以上の走行性能になります。
(プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車よりもさらにバッテリー走行ができるエコカーです。でも、バッテリー残量がなくなるとエンジンのみの走行になり、急加速などが出来なくなります)

今、日産や三菱から発売されている電気自動車は、フル充電で、およそ160Kmの走行が出来ます。ガソリン車と比べるとの走行距離はまだ3分の1以下ですが、今年めどがついたリチュウムイオン電池は、電気(充電)スタンドで、15分で80%の充電ができますから、電池のみで走行する電気自動車も、来年以降、各自動車メーカーから発売されます。

2012年からは、電気自動車のための電気(充電)スタンドが徐々に建設され、ガソリン販売量の落ち込みに伴って、ガソリンスタンドは5年から10年がかりで半減していきます。電気(充電)スタンドに充電に来るお客様は、100㎞以上の長距離走行をするバッテリー残量がなくなった電気自動車のみが充電に来るので、需要が少ないために電気(充電)スタンドはあまり多くは建設されません。

電気自動車は、ガソリン車に比べて走行距離当たりの充電電気料金がとても安いです。
さらに夜中の時間帯に充電することで、ガソリン価格の数分の1なのです。
電力会社は、日中の電気料金が普通料金なのに対して、電気の需要が少ない夜中の料金をとても安く設定していますから、プラグインハイブリッド車や電気自動車は一般的に、夜、自宅で充電します。
一般家庭で充電する容量は一般的に200V20A(4キロワット)で充電ですが、100Vコンセントからでもある程度充電できます。
電気(充電)スタンドでは200~500キロワットの急速充電ができます。10分~15分充電で80パーセント充電になる予定です。

充電が必要ないハイブリッド車や、充電して走るプラグインハイブリッド車はエンジンがありますから、一度の充電とガソリンで500㎞以上走行できますが、電池のみで走る電気自動車の走行距離は、いまのところ100~200㎞が限界で、電気(充電)スタンドで途中充電することで、更に100㎞くらいは走ることができると思います。

リチュウムイオン電池は、更に小さく高性能になるめどがついています。そして価格が徐々安くなれば、プラグインハイブリット車や電気自動車が更に普及すると思います。


  余談として
どうして車の屋根やボンネットに、太陽光発電(ソーラーパネル)を取り付けないのかと思っている人にお答えします。

車を走らせるバッテリーとモーターは、とても大きなエネルギーのシステムです。それに比べて乗用車の屋根とボンネットにソーラーパネルを取り付けても、面積が小さすぎて発電量が小さすぎるのです。
ソーラーパネルは、車庫や日陰に駐車していると発電しません。たとえ陽ざしが良いところで発電する電力でも、エアコンの電気に間に合わない程度で、炎天下で一日充電された電力でも、1㎞走ることが出来る程度です。