Prof001_アンテナ工事について

アンテナ工事について

アナログのテレビ放送が、2011年7月に終了し、デジタル放送の時代に入ります。
薄型テレビで見るデジタル放送は、今まで13チャンネルから62チャンネルまでのUHFチャンネルの放送がきれいに映っていた所では、薄型テレビに買い換えても、そのままデジタル放送がきれいに見られます。(番組内容は今までの放送と全く同じです)
今まで電波が弱い状態でテレビを見ていた所は、テレビ画面にブロックノイズと言う四角い細切れになった乱れが出たり、まったく画面が黒く映らなかったりします。
そうなると、アンテナの取替や古くなった配線などを取り替えたり、ブースターアンプと言う電波を増幅するユニットを取り付け取り替えたりする工事が必要です。
アンテナ配線は、ケーブルが長かったり、ビデオデッキやたくさんの部屋に電波を分けたりしても、電波がどんどん弱くなってしまうので、デシベルを計算した回路設計が必要です。

※地上波デジタル放送は13チャンネルより上のUHF電波です。1チャンネルから12チャンネル用の大きなVHFアンテナは必要有りません。

薄型テレビは一般的に衛星デジタル放送のチューナーも内蔵されていますから、パラボラアンテナを接続する事で、新たに無料で見られるチャンネルが10チャンネルほど有ります。
放送内容は東京に局があるフジテレビやテレビ朝日、NHKの3番組などから直接配信される全国一斉の放送番組ですから、コマーシャルも全国版です。
その他衛星デジタル放送はドラマや映画が見られるWOWOWやスターチャンネル、加えてCS放送も、NHKのように有料で見られるチャンネルが数十チャンネル見られます。

パラボラアンテナはシンガポール上空の静止衛星から出ている電波をデシベル計で測定しながら向きを調整し工事をします。
ちなみにパラボラアンテナの向きは、方向が2度以上ずれると受信できません。そしてとても周波数の高い電波なので、電波の方向に建物や木立があると受信できません。

話は少しずれますが、薄型テレビは、電話線かLANを接続する事をお勧めします。
その接続をすることで、部屋にいながらリモコンボタンの色ボタンでクイズ番組やアンケート番組、たとえば紅白歌合戦の赤組か白組かに投票参加ができます。
そしてリモコンボタンの操作だけでWOWOWやCS放送の契約申し込みなどが完了するデジタルテレビの優れた仕組みが生かされます。

アンテナ理論「空中線理論」はとてもデリケートです。受信地点の電波状況と、ケーブルの配線状況を理解して、総合的な知識を持って工事をします。
いわゆる線をつなげばテレビが映るというわけにはいかない難しさがあるのです。
しかしその奥深い知識を持っている技術者は、きわめて少ないのが現状です。
地上波デジタルテレビの電波は、送信アンテナから近い地域では、かなり適当な工事をしてもきれいに映りますが、伝送方式がデジタル化された事で、受信理論がさらに複雑になって、アンテナ設置に伴う工事は、高度な空中線理論の知識が必要になっています。